我が家は築12年。家を建てる前に、引っ越しを2~3年毎に繰り返し、2軒の賃貸。1軒の分譲マンションに住みました。
その後、今の家を建てることに。
それぞれの家で住んでみて感じたことや希望をまとめて、第1希望からずら~とリストをつくり、上から順番に、予算でかなうだけお願いしますという注文住宅にしました。
節約できるところは、節約して、工務店さんと話し合って、話し合って作ったため、今も大のお気に入り。ただ1つ、失敗したな~と思ったのは、洗面所。
洗面所の不満1つは、狭いこと。もう1つはカビです。
結露で窓がびしょびしょになり、洗面所全体がカビだらけになってしまいました。
今回、リフォームしたので、結露の原因とカビ対策、リフォーム、ビフォーアフター、リフォームにかかった費用、参考になった本を紹介しますね。
洗面所変更点は、こちら
- タオル等収納棚を撤去 → 上に棚をつくってもらう
- タオル掛けを撤去
- 壁紙を新調
- 床材を新調
- 窓を二重窓に
洗面所は広い方がいい
お風呂や洗面所にはこだわりがなかったので、どちらも標準的な1坪サイズの180×180cmにしました。
最近までなんとも思っていませんでしたが、実家で父を介護した時、洗面所は広い方がいいなと思ったのです。
というのも、年老いて、または病気になって一人でお風呂に入れなくなった時、ヘルパーさんや家族に入れてもらうことになります。
洗面所兼脱衣所という家が多いと思います。実家も我が家もそう。
実家のお風呂や洗面所は我が家よりもう少し広いものの、洗面台が大きくて、椅子に座ってしか着替えられない父を洗面所で着替えさせるスペースはありませんでした。
洗面所はリビングに隣接しています。
いくら介護中とはいえ、他の家族の目もあり、リビングで素っ裸になり、お風呂へ行くというのもできません。リビングである程度脱がせて、洗面所で仕上げに脱いでお風呂へという流れ。
洗面所に暖房をいれると狭いのですぐ温まるのですが、リビングで冬に下着まで脱ぐのは寒そう。
また、お風呂からあがってからも一緒。その後、今年になって、母が手術をし、退院後、我が家で私が母をお風呂に入れてあげないといけないことになりました。
母も手術の関係で座って着替えをする必要がありました。洗面所に椅子を置いて母を座らせ、私が脱がせて、私の後ろにストーブを置いたら、もうせまくて私が燃えそう 笑。
そうでなくても、子どもたちが大きくなり、女3人、洗面所で渋滞がおき、とにかく狭いです。狭い理由は、もともとの広さだけじゃなく、タオルなどを収納する棚が場所をとっていたのです。
今回、その棚を移動させようと思ったら、すごいことに。アンティーク棚ですが、塗料がお風呂の蒸気等で落ちて、洗面所の床に色がついてしまいました。
棚がなくなっただけでもかなり広くなりました。
床材を変えたことできれいになりました。
洗面所に入るだけでも横向きに入らないといけないほど狭かった。棚がなくなってすっきり。せめて引き戸なのはよかった。
洗面所の窓の結露の原因
家中の窓は、最初、全て二重窓の予定でした。結露対策にもなるし、おすすめですよとのことでしたが、最終、見積もりを見た時、もうギリギリ。
ちょっとでも減らしたいので、部屋のみ二重窓。階段途中、廊下、洗面所、お風呂、トイレ2箇所の窓を普通の窓にしました。
洗面所以外は、問題なかったのですが、洗面所の窓だけ、ひどい結露。
床に無垢板を使った家なので、窓枠も木。冬になると、この窓枠水たまりができるほどの結露で、カビで真っ黒に。あ~ケチらなければよかったよ・・。
結露が発生しやすい場所は北側の窓と温度差です。洗面所のこの窓は北側で、お風呂とつながっているために蒸気も流れてきて温かい。まさに結露ができやすい環境だったんですね。
逆にいえば、気密性の高い、冬でもあったかい洗面所。
この気温差をうめるのが二重窓です。後付けしようと思うと枠の中にもう1個窓を入れるしかないんですね。
同じ窓枠サイズのものがなく、外側は上下開きなのに、内側は内開きのものになりました。どちらに開くかは、風が流れる方向を考えてこちらにしました。
洗面所でカビが生えやすいところ
洗面所でカビが生えやすいところにはこんなところがあります
このタオル掛け、工務店の人が最初からココにつけてくれたのですが、手を拭いて湿ったタオルが常に壁にくっつくことになり、壁紙がカビてしまいました。
タオル掛けは撤去して、壁紙も変えました。
クロス屋さんによると、濡れたタオルが壁にくっついているのがダメとのこと。クロス屋さんの家は、洗面台に最初からタオル掛けがついていて、どこにも触らず空中に浮いた状態になるんだって。
我が家でも洗面台に吸盤などでくっつけてみたら? と言われたのですが、ひとまず、家にあった磁石でつくタオル掛けを洗濯機につけてみました。
洗濯機はカビにくいので、いいのが見つかるまではココ。
次に、洗面台の横の壁。結露がひどい窓の下ということと、洗面所で使う石鹸や何やらを洗面台のサイドに置くので、カビてしまいました。
壁紙を張り替え、今後は、二重窓で結露を防いで、洗面台のこの場所にも物は置かないようにしました。
壁紙と床材、巾木を張り替えるため、洗濯機はもちろん、洗濯機のパンまで外しました。洗濯機を撤去してびっくり。後ろがカビだらけ。
なんでこんなとこまで・・。原因は、お風呂の残り湯を汲むためのホースでした。ホースを収納するのにいつもお風呂から引き上げたホースをポタポタ水滴を落としながら蛇口のところに巻きつけてました。
最近、ツイッターで、残り湯は使わない方がいいと知ったばかりなので、ホースを撤去して、残り湯を使って洗濯するのをやめることに。
カビが生える原因っていっぱいあるんだな~。
結露・カビ対策 リフォームまとめと感想
リフォーム洗面所のビフォーアフターです。明るさが違うのは、ビフォーを撮った日が大雨で、アフターで梅雨明けしちゃったから・・。腕がなくてごめんなさい。
- タオル収納棚を新設
- タオル掛けを撤去
- 二重窓に
壁紙を全部めくってみたけれど、カビているのは、壁紙までで土台は大丈夫でした。全部変えたので、すっきり。
収納棚には、色々入ってたのですが、洗面台の下の収納を整理したら、全部入りました。タオルは、色柄がカラフルのものが好みだったけど、今度は見せる収納になったので、次回買い替えの際には、グラデーションのものに変更しようかな。
天井はきれいだったので、壁紙はそのまま。壁紙を薄いモスグリーンに。家の中の壁紙で比較すると表面がでこぼこのものよりツルツルの方が、汚れがつきにくいし、落ちやすいと感じたので、なるべくツルツルのものにしました。
クロス屋さんによると、表面が撥水加工のものが、汚れが染み込まないけど、ついてしまったら、汚れが落ちにくいのが撥水加工だとか。
壁紙に抗菌、防カビ、撥水、とか色々機能がついているけど、それよりも、住んでいる人の手入れが大事なのだとか。
- 洗面所に蒸気や温かい空気を溜めないこと。
- 冬でも洗面所の窓はちょっと開けておく
- それができないなら、せめてリビングとの境目のドアは開けておく
- 最後にお風呂に入った人は、風呂場の窓を開けて、風呂場と洗面所の温度を下げる
- 洗面所、お風呂の換気扇はしばらくつけておく
洗面所のカビ対策って大変。
床材はよくみると格子柄。
遠目にはわかりにくいです。この一番奥に収納棚があったのですが、それがなくなったことで、隠れていたコンセントが使えるようになり、ドライヤーする人は後ろで、前で洗顔などできるようになり、一坪洗面所でも広く感じるようになりました。
リフォームをやってみて、すっきりしました。見えないところまでカビだらけだったので、本当にやってよかったと思います。
よく風水でも水回りは清潔に! って言われますもんね。
洗面所・壁床張替え・二重窓 リフォーム費用
リフォームにかかった費用は、200,500円(税抜)でした。
壁クロス張替え | 38,000 |
床・巾木張替え | 29,500 |
洗面化粧台脱着・コーキング・洗濯機移動 | 31,500 |
棚 材料費 | 16,000 |
棚 取付費 | 16,000 |
窓 ペアガラス | 32,500 |
窓 取付費 | 17,000 |
運搬費 | 20,000 |
リフォームに参考になった本
去年読んだ、ちきりんさんのこの本、とても参考になりました。
ちきりんさんが、老後に向けて、自宅マンションをリノベーションした時のアイデア本。老後を考えたら洗面所は車椅子ごと入れて、車椅子のまま歯磨き、洗顔ができて、着替えまでできる広い部屋の方がいいとのこと。
ほんと、そのとおり。父と母の介護で、実感しました。
また、ちきりんさんもすべての窓を後付二重窓にしています。温度差がなくなり、老後に心配なヒートショックが防げるだけでなく、光熱費が大幅に節約できたとも書いていました。我が家も採用した引き戸も正解みたい。
これから家を建てる人、リフォームする人には役立ちますよ。
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